平成23年度がスタートして約3週間が過ぎ、子どもたちも
初めての幼稚園生活、新しいクラスの友だちや先生にだいぶ
慣れてきました。
今年度は、たくさんの年少組のお友だちを迎えての新学期の
スタートとなり、毎日大勢の子どもたちの元気な声が園内に
響き渡っています。
幼稚園の教育の目的は、生涯に渡る人間形成の基礎を養うこと
であり、健康な心とからだの土台をつくることです。
その目的は、毎日の遊びを中心とした園生活を通して実現される
と言えます。
私たち大人は、子どもの中に大人を期待してしまい、大人にとっ
て必要、大切だと思われることを子どもたちに求めてしまいがち
です。例えば、上手に文字の読み書きができる、数の計算ができる、
などがあげられます。
しかし、幼児期に最も大切なことは、好きな遊びに没頭し夢中に
なって取り組んだり、多くの友達と関わり遊んだり、野山や身近
な自然に直接触れたり、神仏を敬い手を合わせたりする体験です。
こうした体験を幼児期にたくさん重ねることこそが、将来への確
かな備えになると考えます。
今年度も、「すべては子どもたちのために!」努力してまいります。
一年間どうぞよろしくお願い致します。(S)